謎です。
今回も、10回ほど打ちました。
成績は…………
(2),(3),(3),(3),(1),(1),(3),(4),(2),(4)と、
3着ばかりという成績でした……。
うーん、これではちっともポイントが増えないままですね…。
通算成績は以下の通りです。
三段 1010/ 1200pt R1744
1位率 .284 対戦数 500 和了率.244
2位率 .230 平均得点 +2.67 放銃率.147
3位率 .260 平均順位 2.42 副露率.351
4位率 .226 立直率.180
飛び率 .022
さて、今回は無理に高い手を作ろうとして
失敗したこの局面を紹介したいと思います。
東4局、北家、21000点持ち。
現在、オーラスで3着目です。
トップ目は37000点、2着目は29000点持ちと
やや離れています。
2着目とは8000点差、トップ目とは16000点差という状況です。
少々遠いですが、オーラスということもあって
ここで安手で3着アガりやめ、なんてことをするわけにも行きません。
最悪2着、できたらトップまで突き抜けたいところです。
そのためには、配牌である程度の材料が欲しいのですが……。
こんな配牌が来ました。
「おお!」
なんだか並びもよく、
一気通貫、三色、果てはマンズのチンイツと
高い手役の可能性が一通り眠っていそうな綺麗な配牌です。
こんなチャンス手の配牌を貰ったら、
逃さずにはいられません。
この手をアガって、きっちり勝ちたいところです。
そして……
1巡目にいきなりの七ツモ、続く2巡目に二ツモと、
なんと要牌を2巡続けて立て続けに引きます。
いつもの私では考えられないような芳醇なツモです。
これで、一応聴牌。
高目一通の多面張です。
本当ならここでリーチをかけてしまった方が良いのでしょうが……
また迷ってしまいました。
これでリーチをかけて、一や四が出たらリーチのみの1300点。
それでは逆転出来ません。
かといって、見逃して五をツモるのを待つのも、気が引けます。
ここは、打4のダマテンに構える一手です。
打一萬として、
234のタンヤオ三色に構える手もあったのでしょうが……。
そうです、打4でダマテンということは、
大胆にマンズのチンイツを狙いにいく構えです。
2巡目で、かつ手牌が10枚マンズだなんて状況になると
もう右側のピンズの面子なんてまったく見えていません。
あるのはただ、萬子のメンチンをアガるイメージだけです。
これで五をツモったら和了ですが、
むしろ和了逃しをして、マンズのチンイツを狙いに行くつもりです。
すると、4巡目、トップ目の対面がオタ風の西をポン。
「ふっ、何をしようとしているか知らないが、
そのぐらいじゃこの手牌の勢いは衰えないぜ。」
と、カッコつけて息巻いたのはいいのですが………。
6巡目というのに、あれから一向にマンズを引く気配がありません。
完全に手牌の勢いが衰えています。
さらには、対面が一をポン。
マンズのチンイツを狙っているというのに、
そのマンズを鳴かれるのは少々キツイです。
これで、一は4枚切れ。
マンズの上の方で面子を作るしかないか、と思っていると……。
8巡目、ドラの南をツモります。
やっとそれらしい牌を引きました。
マンズのチンイツを狙っているというのに、
ソーズとピンズしか引かない状況では
字牌といえども、ドラの南は宝物に見えます。
ここで、容赦なく打(4)。
元々有効牌が切れば切るつもりの牌だったので、
迷いなく聴牌を外します。
これで、ドラを引けばホンイツドラドラの一向聴。
最悪、ドラ単騎になっても構いません。
他家がアガってしまう前に、早く有効牌を引いてくれ!
と願うのですが……
思いとは裏腹に、まったく有効牌を引かず、
ずいぶんながい間ツモ切りが続いてしまいます。
しかし、他家も対面が7のチーをしたぐらいで、
特にリーチのアクションなどはありません。
どうやら、上家も下家も手が重たいようです。
そして、もう終局間際の15巡目、
やっと私は南を引きます。
嬉しいツモではありますが、もう15巡目で
ここからホンイツを狙うのも少々遅いような気もします。
一応これでも(間抜けな)フリテン聴牌ですが…。
「ん…?
もしこれでリーチをかけてツモったら、2着逆転か。」
なんていうことも少し思いましたが、
場を見ると(1),(4)は6枚切れ。
(1)と(4)が1枚ずつです。
さすがに、フリテンリーチ大好きな私でも
こんなものでリーチは出来ません。
順目も遅いですが、やはり一向聴のまま
ピンズを切って、マンズホンイツのまま進めて行きます。
場を見ると、ドラの南は1枚切れ。
まだ、この南の対子が鳴ける可能性は十分にあります。
もし鳴けるようならば、勝負はまだわかりません。
すると……
次巡、なんと驚愕の(1)ツモ。
もし、何も考えずにフリテンリーチしていたら、
奇跡の一発ツモという結果です。
「ま、まじかよ……。」
画面には、先ほどから何度も出ている「リーチ」の文字。
もう、何だかリーチの誘惑に負けそうです。
しかしここで誘惑に負けても、意味がありません。
まさか、3枚切れているペン(3)が、
次のツモになんかいるわけもないですし………。
仕方なく、打(2)で一向聴続行のままです。
すると…
「う、嘘だろ。」
次の順目で、見事(3)ツモ。
2回続けて、フリテンツモアガり逃しです。
何だか、ある意味役満より難しいような気もします。
ブチ切れてリーチに行ってたら成功という結果ですが、
さすがにこの枚数では私にそんな勇気はありません。
結局、この局は流局で終わってしまい……
さらに、下家の聴牌形がなんとマンズのメンチンという形です。
「ま、負けた………。(精神的に)」
まさか、同じ色の染め手で被るとは。
しかも、下家は綺麗にチンイツ聴牌、
私はホンイツでしかもまだ一向聴です。
アガりこそないものの、何だかとても悔しい気分です。
この局は親が聴牌で、次局へと持ち越しになりましたが、
結局アガれず、3着のまま終局してしまいました………。
う~ん、何だか、今見ても
どこかにアガりの道があったように思えて仕方ありません。
そもそも、最初に聴牌した時点で
迷わずにリーチをしておくべきでしたかね……。
2巡目のリーチなら、皆の対応もまた少し変わっていたはずです。
変に迷うと、より悪い結果になるという典型ですね…。
もしくは、一を切っての
タンピン三色狙いでも十分だったはずです。
そうすれば、実際に4巡目に5ツモでタンピンテンパイ。
無理やりにチンイツを狙う局面でも無かった、ということですかね…。
あるいは、8巡目に南をツモったときに、ドラ単騎リーチ、
なんていう手もあったかもしれません。
2着目から出るか、ツモれば2着逆転です。
どうも、一つの手役に集中すると
他の手役を狙うという柔軟さに欠けてしまいます。
この柔軟さがなければ、
まだまだ四段昇格も遠いかもしれませんね……。
さて、今回は3着ばかり多く、結局、±0という結果でした。
10回も打って、0ポイントというのも
珍しい話ですね……。
四段昇格には、まだ少しかかるかもしれません。
次回こそ、ポイントを増やせるよう頑張りたいと思います。