天鳳やってます (75)

です。

今回も、天鳳で10回東風戦を打ちました。

今回の成績は……
(1),(1),(2),(2),(3),(3),(4),(3),(3),(3)と、
3着が多めですが、ラスが1回だけと
まあまあ好調な回でした。

通算成績は以下の通りです。
三段 210/ 1200pt R1618
1位率 .240 対戦数   770  和了率.222
2位率 .241 平均得点 -1.36 放銃率.172
3位率 .262 平均順位  2.53 副露率.313
4位率 .255           立直率.199
飛び率 .028

さて、今回は危機一髪だったこの局面を紹介します。

東1局、25000点持ちの起親。

まだ始まったばかりの東一局です。

起親なので、出来ればアガりたいところですが、
手が悪ければ、放銃を避けて打ち回したいところです。

3巡目、私の手牌はこんな形になりました。

南をツモり、オタ風の南と北が対子。

一応三対子の形ですが、他の形が悪く、
アガりは少々難しそうです。

無理やりホンイツという手もなくはないですが、
この形ではそれもさすがに厳しそうです。

ひとまずは、大人しく打ちたいと思います。

すると……

6巡目、下家からリーチ。

全く手が整っていないのに、
先制リーチが来てしまいました。

困りました。

これでは、アガることはほぼ不可能です。

仕方ありません。

親ですが、ここは潔くオリです。

大人しく北の対子落としで凌ぎたいと思います。

幸い、降りる牌はいっぱいあります。

ここは、放銃することは絶対に避けたいところです。

すると、北の対子落としをしたあとに
上家が打(4)。

降りるつもりならスルーしておけば良いのですが
ただ降りるのに飽きたのか、
ここで遊び心が出てしまいました。

「ん~?カン(4)か…。
よ~し、アガる気はないけど暴れてやれ~。」

と、この(4)をチーです。

チーしたのはいいのですが、
この後の見通しはまったく考えておりません。

ほとんど嫌がらせに近いチーです。

アガりにはほど遠い形ですが、
このチーで他家が少しでもひるんでくれたらしめたものです。

すると…

「ゲッ…。」

11巡目、上家がリーチ。

「ウゲゲ……。」

さらに次巡、対面からもリーチがかかってきてしまいました。

瞬く間に二人リーチです。

というより、気づいたら三軒リーチではないですか。

困りました。

あれだけ放銃しないようにしてたのに、
手の中に安牌はゼロです。

なぜか赤5を引いて二向聴にはなったものの、
アガりには遠すぎます。

やはり、チーして遊んでいる場合ではなかったか…
と思っていると…

2巡後、上家から打(6)。

しかも、うまい具合にタンヤオになる(6)です。

むむむむ……

チー!!

それが出ては、もう我慢できません。

降りる牌もないことですし、
こうなったらタンヤオでアガりを向かうしかありません。

チーして、7と8の二枚壁の打9です。(無謀)

かなり際どいことをしていますが、
あのバラバラの手がようやくタンヤオの一向聴。

四萬か、八萬にくっつけばテンパイです。

こうなったらもう何も怖いものはありません。

真っ直ぐ前に行って、
リー棒三本をかっさらってやります。

すると……

次巡、七萬ツモで、一応テンパイ。

かなり微妙な牌です。

本当は、三萬か五萬を引いて両面にしたかったのですが、
これだと片アガリで六萬しかありません。

しかも、六萬は既に場に2枚切れ。

さらに、八萬ならまだ安全そうですが
四萬は誰にも通ってない超々危険牌です。

もはや、これ以上やるのは自殺行為に等しいですが…

「ここまで来て、あとにひけるかーーーっ!」
と、四萬強打でテンパイにとります。

「と、通った……。」

なんとかこの四萬を通し、待望のテンパイです。

かなり分が悪い勝負ですが、
これが通ればこちらのものです。

数々の困難を乗りこえ、
ようやくこぎつけたテンパイです。

この流れなら、六萬はいるはず!
とツモると……

「ち、違う!!!」

なんと、ツモってきたのはアガれない方の九萬。

これで、出アガりができず、
ツモるしかなくなってしまいました。

さらに……

「うぐぐ……。」

その直後、下家から打六萬。

九萬をツモりさえしなければ
アガれていた牌です。

最悪です。

ひどいことになってしまいました。

これで、六萬は残り1枚。

しかも、ツモるしかないという絶望的状況です。

こうなったら、
せめて流局で終わってくれ~~!と願うのですが……

流局間際、ようやく対面が和了し、
終局してしまいました……。

親っかぶりして最悪のスタートになってしまった私は、
結局、そのままラスになってしまいました…。

少々、押しすぎましたかね……。

どう見ても、あの手で押すのはやりすぎでしたね……。

結果的になぜか振らずにテンパイできましたが、
その前に振る可能性のほうが何倍も高かったですね……。

今見ると、下家の待ちはペン七萬で、
対面の手の中に三枚あり、
アガれる形ではありませんでした。

結果的に、あまり降りなくても良かったのですが
二軒リーチが来たのに攻めるのはやりすぎでしたね……。

4,7を引いてきたら
即座に振ってしまいそうです。

攻めるのも、ほどほどにしなければなりませんね…。

ただ、ドキドキしたい方にはオススメです。

高確率で、痛い目に合いますが……。

さて、今回はラスがこの回だけと、
まあまあ好調で、+50ポイントと
プラスで終われることができました。

次回も、この調子で頑張りたいと思います。

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押川雲太朗

1965年生まれ。漫画家。麻雀漫画を多数執筆しています。現在は「麻雀小僧」と「Let’s Go なまけもの」を執筆中。


押川雲太朗先生の下でアシスタントをしている謎と申します。
天鳳やってます」を担当しています。
毎回やらかしてしまうヘボヘボなブログですが、良かったら見てください。
目標は四段R1800で特上卓に行くことです。